アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

【東京】パリ・オペラ座ダンサーたちによるル・グラン・ガラ

パリ・オペラ座バレエ団のマチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜の5名による公演。

こういう公演が実現するところがさすが東京。

 

ピアジェpresents ル・グラン・ガラ 2018 ~パリ・オペラ座バレエ団トップダンサーたちによる華麗なる宴~ | ラインナップ | 東急シアターオーブ|TOKYU THEATRE Orb

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マチューとドロテのために数年前に振り付けられた『トリスタンとイゾルデ』を全編観られたのはとてもよかった。

今、ダンサーとして充実の時にあるエトワール2人の美しさと凄み。年齢と経験を重ねることで得る「何か」の尊さ。

特にマチューは、そのあまりに美し過ぎるがゆえにある意味制限されてたものから、年齢を重ねることで解放されてきている気がする。

 

前半のジェルマン・ユーゴ・八菜さんの3人が踊った新作は、若い彼らの身体的・内面的なポテンシャルの高さに、すごいわさすがだわ、と感心。

 

しかしその後にマチューとドロテの踊りを観たら、この10年の経験差(人として、ダンサーとして)が彼らをどれだけ成長させたか、その間の様々を想うと、ほんとに恐ろしいなダンサーって。。と尊敬と感嘆であった。

いいもの観た。