Boris Berezovsky – Titan of the Piano
21 Feb 2018 7:30pm Esplanade Concert Hall
”ピアノの巨人”とはまさにベレゾフスキーさんを体現してるタイトル。
バラキエフ、リャードフ、ラフマニノフ、スクリャービン、ストラヴィンスキーというオール・ロシアン・プログラム。
残念だったのはピアノリサイタルにはホールが大きすぎたこと、
そしてそれゆえ空席が目立ったこと、
おそらくピアノを習っている子供たちが聴きに来ていたのだと思うけど小さい子にはちょっと辛かったらしく喋り声などが聞こえたこと。
というような理由から私も没頭できずに終わってしまった。
誰でも耳にしたことがあるような超有名曲を並べるようなプログラムばかりでも、観客側の知識や経験は深まらないし新たな発見もないけど、休憩時間のロビーでぐずる小さい子などを見かけると、今日のプログラムは大人向けだったよなあと思う。
私自身も知ってる曲の方が少なかった。その分ニュートラルな気持ちで聴ける心地よさはあった。
民族的というか、大地から湧きあがるようなうねりというか、そんなラフマニノフやストラヴィンスキー、やっぱりかっこいい。
ベレゾフスキーさんの迫力溢れる演奏を味わいたかったけど、
空間が大きすぎて、やはりピアノはヴィクトリア・コンサート・ホールの方がいいな。