アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

25th SIPF マルタ・アルゲリッチ

今年のピアノフェスティバル、最後はマルタ・アルゲリッチ

SSOとプロコフィエフのピアノ協奏曲3番。

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MARTHA ARGERICH IN CONCERT
13 JUN 2018 (WED), 7:30PM ESPLANADE CONCERT HALL

Martha Argerich, piano*
Darío Alejandro Ntaca, conductor / piano#
Singapore Symphony Orchestra

 

Ludwig van BEETHOVEN Leonore Overture No. 3
Wolfgang Amadeus MOZART Piano Concerto No. 17 in G major, K. 453#
Sergei PROKOFIEV Piano Concerto No. 3 in C major, Op. 26*

アンコール
1. SCARLATTI Sonata in D minor, K.141
2. DEBUSSY La soirée dans Grenade from Estampes

 

エスプラネードのコンサートホールが満席。アルゲリッチへの観客席の期待は高くて、舞台に出てきた彼女への拍手が長くて演奏前にもう一度立ち上がって挨拶するほど。

ステージに近い席だったので、ピアノの一音一音がくっきり聞こえて、その鮮やかさ、雄弁さに目が覚める感じ。なんというか、オーラをまとってるのよね、彼女も、音も。あの大きいホールの熱視線を一身に集めてのあの演奏、さすがだった。凄いわ。

アルゲリッチ熱により一楽章の後思わず拍手が出てしまった客席(笑)。

控えめに弾き始めたかのようだったアンコールもエネルギッシュで、まだまだいけるわよ!と言っているかのようだった。そして優しい微笑み。ステキ。

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終演後の客席で若い人たちが、

「彼女何歳?」「77」「ジーザス!!」

となっているのを耳にして私も一緒にジーザス!!となったよ。

はるばるシンガポールまで来てくれて本当にありがとうございましたアルゲリッチ様。

 

フェスティバルのディレクターの挨拶で、シンガポールの観客はヨーロッパ、北米、日本に比べて年齢層が若いそうで、45歳以下が6割以上と言ってたと思う。それって確かに若いよね。日本と比べて盛り上がるのもわかる。これからを考えると若い人が聴きに来てるのはいいことだ。

 

ああ!祭りが終わってしまった!