アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

Une nuit au Louvre : Léonard de Vinci(ルーブル美術館の夜 ダ・ヴィンチ没後500年展)

今年の映画館、1本目はルーヴル。

 

ルーブル美術館の夜 ― ダ・ヴィンチ没後500年展

 

2019年にパリのルーヴル美術館で開催されたダ・ヴィンチ展。ちょうど開催中の時期にパリに行ってたので観に行きたかったんだけど、大人気で予約が取れずに悲しい思いをしたのだった。

 

そのダ・ヴィンチ展を企画した学芸員によるプライベート・ツアーを映画館で。美術館で本物を目の前にしても見えないような微細なところまで見せてくれて、それを専門家の解説付きで鑑賞できるというのはある意味贅沢なのかも。時系列でダ・ヴィンチの作品や新しいテクニックについて語られ、その時代時代に目指したこと、興味などが解説され、最後にモナ・リザに至る。

 

ダ・ヴィンチは日本でも人気だし、いろいろな切り口で展示会もテレビ番組もわりとあるので雑学的に知っていることもある。でもこの没後500年記念展、10年前から準備してたんだって。その2名が構成しているだけあって、弟子時代から晩年に向けてのダ・ヴィンチの人生と作品、変化がよくわかる。最後のモナ・リザを見ると、なるほどなーーとなった。

 

このExpositionのカタログめちゃくちゃ欲しい!

Louvre Museum Official Website

オンラインショップ見てみたけどなかったわ。。

 

 

全編にわたってナレーションと学芸員2名による語り、そしてクラシック音楽のみ。耳にも心地よい。

よいのだけど、ちょっと字幕が不満かな。

 

作品の解説や技術的な説明に固有名詞や専門用語が多数出てくるので、日本語字幕があるのはありがたいのだけど、結構端折られている気がした。

もちろん字幕には文字数制限があるのはわかるのだけど、できれば語られている情報は削られずにすべて知りたい。ので、聞き取りに力を入れると、今度は絵をじっと鑑賞する力がそがれてしまう。その力配分が難しかった。フランス語の聞き取りは諦めて字幕に頼ってしまえばよいのかもしれないが。

 

でも彼らの語りを聞き流してしまうには惜しいんだよー、でも字幕を全く見ないと理解度が下がっちゃうんだよーー。ジレンマ。

字幕ほんと大事。大事です。

 

今年はフランス語ももうちょっと真剣に見聞きしようかな。忘れたくないしね。

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