音楽とパリがテーマのドアノー。見るしかない。
ドアノーで有名なのと言えばパリ市庁舎前でキスする男女の写真がまず浮かぶかも。今回は音楽をテーマに、50年代を中心とした当時の大衆音楽、街や人の雰囲気を伝える写真が多数。
通りの名前が書かれてる作品も多いので知ってるところもあり、パッと記憶が蘇ったりした。写真の中の時代とは違うんだけど、パリ生活を思い出すスイッチのような感じ。
今でもパリやフランスの音楽というとイメージとしてアコーデオンの音楽が使われたりするけど、現代のことは別として、当時のパリには流しのミュージシャンがカフェやビストロを回っていたり、日常生活の中に実際にあった音楽だったんだね。
ドアノーが親しかったアーティストとの共同作業としておもしろかったのがチェリストのバケとの写真。「彼自身がそのままですでにおもしろかった」と会場で流れてた映像でドアノーが言ってたけど、楽しい写真がいっぱい。
あとバレエ『カルメン』の衣装合わせをするサンローランとジジ・ジャンメールの写真もあった。貴重だ。
記録と表現を包括する写真というメディアでしか成し得ない作品
とパネルに書かれていたが、確かにそうだ。
図録買う気満々で行ったんだけど、実物を見たら!まさかの手のひらサイズで!!
いや、、写真集っぽいサイズで作ってほしかったな。。お値段は上がってしまうだろうけど。
ポストカード買いました。