ゆったりとした建物・展示室に1点ずつタイトルだけでなく説明のある展示。低い人口密度。なんと余裕のある美術館。鳥獣戯画展とは何たる違いだ。(比べちゃだめ)
MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART » 粋と艶 -江戸のトップスターたち-
あまりにゆったりしてるので油断してしまいそうになるが、豊国、写楽、歌麿、北斎など有名作家のものがずらりと並んでいる。江戸時代の遊女や歌舞伎役者の絵を集めた展示。いやー、持ってるなー。
絵師たちの活躍のおかげで当時の風俗を垣間見られるわけだけど、そこで描かれるのが遊女なんだなーというのは、完全にスルーはできないかな。まあ現代で上演されている歌舞伎の狂言を見ていれば、ああまさにその世界、という感じなんだけどね。着物なども、歌舞伎の衣装って当時とつながってるんだなあとわかるし。
作品は作品として素晴らしいと思うと同時に、当時作られた歌舞伎の現在や今後については、どんな話なら上演し続けられるかっていうのも、若い世代は考えないといけないんじゃないかな。”伝統”ならなんでもそのまま残せばいいというものじゃないと思うし。
話が逸れた。
別世界のような美術館でちょっとリフレッシュできた。
MOA美術館、初めて行ったのだけどいろいろ驚いたな。