国立劇場にさりげなーく(さりげなさすぎるほどにさりげなく)置いてあったチラシで知ったこちら。
購入期間が短すぎて国立劇場さんは一体何を考えているのでしょうか!!延長希望!!
3月25日配信開始、3月31日まで。購入後は7日間視聴可能。
『春興鏡獅子』と『京鹿子娘道成寺』の2作品。それぞれ解説編と舞踊本編。
2作品とも大好きな舞踊作品で菊之助さんの踊りで何度か見ている。どちらも一作品の中での役の変化が激しく、表現力が問われる。
特に道成寺はほぼ1人で1時間近く衣装を変え小道具を変えながら踊り続ける。場面場面で表現する女性像も変わり、しかし常に鐘への思いがあり、恨みが現れる場面がある。最後の鐘の上ではどんな気持ちで演じてるか聞かれ、鐘に身体を巻き付け火を噴いているイメージ(元になる絵がある)とのことで、いやあ、ほんとあの狂っていく感じ、あのギャップが凄いのよねえ。好き。
この場面では何を考えながら踊っているか、ここにはこういう意味が込められている、といったことを菊之助さん本人が語っているのも貴重だし、化粧しているところや衣装替え、後見さんの仕事など普段客席からは見えないところが見られてとても興味深い。
役者として踊り手として充実の時にある菊之助さんの語りと舞踊、超いい企画じゃん!なんでこんなに期間短いの!!!(何度でも言う)