アブダビに旅行に行くと言うと「何しに行くの!?」と散々言われたけど、グランド・モスクとルーヴル・アブダビで十分満足度高かったよ。
まず規模がすごい。遠目からみても大きいけど、近づくと圧倒的。
以前インドのタージマハルに行ったことがあって、あの時も凄いなと思ったのだけど、何個分だろう…などと考えてしまった。
たくさんの美しい柱に囲まれた広い中庭。そしてドームの下にはスワロフスキーのゴージャスなシャンデリアが3つも。敷かれているのは巨大なペルシャ絨毯。
石油産出国でお金持ちなのは確かだけど、お金をかければ素敵なものができるかというとそれは約束されているわけではなく、文化や歴史、宗教に基づいた美意識のようなものがあって出来上がっているのだよね。
観光客が見学できるモスクはUAEでは多くないそうなので貴重。しかも豪華。ドレスコードが厳しいけど入口でアバヤを貸してもらえる。
そしてここは2007年完成と比較的新しい。宗教施設であると同時に街の顔、観光の目的地として戦略的に造られていると感じる。
ところで私たちが訪れた時期はラマダン真っ最中だったため、見学時間が9時から13時半に短縮。観光客は要注意。
観光客が帰った後は日没後に振る舞う無料の食事の準備などをするそうで、断食が解禁される日没に合わせてたくさんの人が大移動するから道路も大渋滞するんだって。(タクシー運転手さん談)
グランド・モスクの前日にエミレーツ・パレスというゴージャスホテルのカフェに行ったんだけど、ここがまたものすごい桁違いのゴージャスっぷりでクラクラしてしまった。
ちなみにここもドレスコードがあって、短パン、サンダル、タンクトップは入れてもらえないのよ。中に入ってみて納得、石油王みたいな人たちがぞろぞろいた。(笑)
ホテルの一部ラウンジも日中は営業休止していたり、観光地のオープン時間が変更になってたり、観光客もパブリックの場では飲食や喫煙を控えたりと(ホテル敷地内は問題ない)、ラマダン期間中は気を付けた方がいいこともあるので旅行を検討する際はご注意。