アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

英国ロイヤルバレエ団来日公演『ロミオとジュリエット』

ロイヤル来日公演、待ちに待った、サラ・ラムとスティーヴン・マックレー主演の『ロミオとジュリエット』。 ああ、もう、言葉を失う。 マクミラン版『ロミオとジュリエット』の、1つの理想形を観た。 www.nbs.or.jp 2023年6月28日18時30分 ジュリエット:サ…

”プロ”の定義とは

東京にあるバレエ団が、公式アカウントで”プロ”の実情を公に語っていて一部で話題。 プロのバレエ団のはずなのに給料が出ないだけでなく、逆にダンサーがカンパニーにお金を払っている。ほとんどのバレエ団は所属ダンサーにチケットノルマを課しているという…

英国ロイヤルバレエ団『シンデレラ』in シネマ

tohotowa.co.jp マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフというロイヤルの鉄板ペア。ネラ様の鉄壁のテクニックと、理想的ダンス・ノーブルのワディム。お見事。 アシュトン版『シンデレラ』がロイヤルで上演されるのは10年ぶり、初演から75周年とのこ…

TAR(ター)

ケイト・ブランシェット、圧巻。 gaga.ne.jp クラシック音楽界の指揮者というのは、ごく最近までほぼ男性のみで占められていたわけで、その世界のおいてベルリンフィルの首席指揮者になった初の女性(現実にはまだいない)、そのカリスマ性と権力で周りを圧…

Un beau matin(それでも私は生きていく)

なぜこうも自分にとって重いテーマの映画を選んでしまうのかと自問自答しながら観た。 unpfilm.com レア・セドゥとメルヴィル・プポー。ふたりとも絶妙に見事な一般人っぷり。これほど”普通”であることに、俳優ってすごいなあと感心してしまう。 哲学の教師…