フランス映画祭で上映されたセドリック・クラピッシュ監督作品。
BACK TO BURGUNDY (Ce Qui Nous Lie) – French Film Festival
フランス・ブルゴーニュ地方のワイン農家を舞台にした作品。
10年ぶりに帰ってきたジャン、ワイン造りを継いでいる妹のジュリエット、末っ子ジェレミーの3人が、父親亡き後のワイン造りをしながら、それぞれのこれからを模索する。クラピッシュ監督らしい軽妙な会話が楽しくて、何度も笑いが起きてた。
原題は、わたしたちを結ぶもの、つなぐもの、といった意味。単純に言えば土地でありワインなんだけど、縛りではなく、緩い温かさ。3人それぞれが自分の人生をスタートさせる感じがとても前向き。
私個人は「土地」や「田舎」というものに全く執着がないのだけど、ブルゴーニュ・ワインが生まれる畑やワインの作り手の様子も描かれてるので、あのブドウやワインに囲まれた環境で育った3人をちょっと羨ましく感じつつ、
「美しいけど大変だな…」
と正直思ってしまった。