アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

25th SIPF ダン・タイ・ソン

ピアノフェスティバル、ダン・タイ・ソン
25th Singapore International Piano Festival

DANG THAI SON
10 JUN 2018 (SUN), 7:30PM VICTORIA CONCERT HALL

Franz SCHUBERT
Allegretto in C minor, D. 915
12 German Dances, D. 790

Frédéric CHOPIN
Barcarolle in F-sharp major, Op. 60
Scherzo No. 2 in B-flat minor, Op. 31

Ignacy Jan PADEREWSKI
Mélodie in G-flat major, Op. 16 No. 2
Legend in A-flat major, Op. 16 No. 1
Nocturne in B-flat major, Op. 16 No. 4
Minuet in G major, Op. 14 No. 1
Krakowiak in B-flat major, Op. 5 No. 3

Franz LISZT
Réminiscences de Norma, S.394

アンコールにショパン2曲
1. Waltz in A minor, Op. 34
2. Mazurka in F minor, Op. 7

 

ダンタイソンさん絶対優しい人だわー、という演奏。リリックなプログラム。

ショパンの美しさは鉄板で、アンコールのワルツではパリ・オペラ座のロビンス『Dances at a Gathering』が浮かんできたりして。ああなんて美しいの。

とにかくダンタイソんさんのピアノは柔らかく優美で華やかで、ピアノって力んで叩く必要なんかないんだよ、を体現しているかのよう。指も腕もとてもなめらかな運びでその動きも優美。それがあのリストになってもそうなのだよ。とはいえ久しぶりの生リストを聴く(見る)とやっぱ鬼ですねリスト先生(笑)。

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4日間で3人のピアニストのリサイタルを聴くとそれぞれの個性の違いがよくわかって、これぞフェスティバルの醍醐味だなと思う。

私のピアノフェスティバルも残すは1公演。終わりが見えてきてさみしい。