いやーーー。
これ、主演がヘレン・ミレンとイアン・マッケランですから、なんかもう観てる方も逃げ場がなくてですね、疲れました。
特にマッケラン演じる詐欺師ロイ、あまりに巧く演じられてしまってマッケラン嫌いになりそうだった(笑)
というかそもそも”詐欺師”というのは過小評価であり、もっとどす黒い、性根のレベルで修正のできない人間だよあれは。戦争の時代を経験しているせいとかでなく、持って生まれた人間性で、ダークサイドにいる人間。
そんなロイにいいくるめられているように見えるベティからの大どんでん返しがいつ来るかいつ来るかと思いながら見ていて、明かされる秘密がいくつもあったんだけど、1つ目は「そうだったのかー!」となったけど、その後はやや不満。
日本公開されたばかりなので詳細は書かないけど、”ことの発端”をそういう事件に設定する脚本が、安易に感じられてがっかりする。ありがちなやつ。
そんなわけで、見ごたえはあったけど、後味でマイナス。