アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』

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以前シネマで観た作品が来日ということで、ずっと気にはなっていたもののなかなかチケットを買う決断ができずにいた。2月のパリオペ来日に心血を注いだ状態になった後、自分が観たいものは他に何かあるんだろうか、みたいな、そんな気分だったのもある。

しかし今回のマシューロミジュリ、チケット売れてない…と気になってたし、公演が近づいてきて割引価格で売られているのも知ってたので、わりとギリギリになって観に行った。

 

それにしても記憶というのはなんと儚いものか!シネマで観たはずなのにほとんど覚えてなかった!初見の衝撃の大きさは覚えてたんだけどね。記憶力ダメすぎる。

 

そして今の私にヒットする作品ではなかった。今の私は何を求めているんだろう、と自分でも考える。作品はよくできてるし、古典ロミジュリをこんな風に再構築できるマシュー・ボーンはさすが。細かいところまでよく考えられてる。現代の我々がよく知っている、体験している要素がたくさん盛り込まれていて。

 

と同時に何か物足りなく感じたのも正直なところで、それがなんだったんだろうかとその後も考えている。

 

あと多くの人が思ったことだろうけど、熱心なファンが発売早々に定価で買ったチケットが結構な割引率で後出しで売られること、これをやられると、次からみんなギリギリまで買わなくなると思うんだけどね。売り方、宣伝の仕方、なんだかどうもプロらしからぬ感じがして、将来の来日ツアーが今から不安に。

マシュー、日本とばさないでね…。

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