アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

Le Livre d'Image(シンガポール国際映画祭)

11月28日から始まった今年のSingapore International Film Festival

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ラインナップをチェックしていなかったのだけど、たまたま目に留まったのが今年のカンヌに出品されたジャン=リュック・ゴダールの最新作《Le Livre d'Image》(英:The Image Book)。どんな作品なのか、調べてみてもいまいちピンとこない。でもちょうど上映日に見つけたんだから、これも縁だ、ということで。

 

なんとなく予測はしていたけど、やっぱり、難解というかなんというか、観ている間ずーっと心がざわざわして落ち着かなかった。様々な映像と音楽のコラージュで次々と現れる近現代における人間の愚かさ、野蛮さ、残酷さ。そしてその犠牲となる人々。音楽もブチブチ切れるから観てる人を心地よくさせてくれないのよね。常に緊張を強いられる。

今のゴダールから見た世界の現実、ということなんだろうか。憤り、落胆…、しかしそれだけではないと思いたい。でもわからない。

 

理由は謎だけどフランス語に英語字幕が全部は付かなくて、(フランス語が全体の7割くらいかな?あとは英語、アラビア語、イタリア語はちらっと)字幕だけ読んでると抜ける部分が結構ある。私もフランス語を100%聞き取れてたわけじゃないけど、字幕が足りないのが気になった。何か意図があってのことなんだろうか。聞き取ろうと頑張ったから余計に疲労

 

約90分の作品だけど、結構いっぱいいっぱいだった。ざらついた心を癒すものも必要。

 

見ても全然わかんないけど、作品のトレーラー↓

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