アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ

www.mot-art-museum.jp

 

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ

2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)

f:id:cocoirodouce:20221223184656j:image

「どう展示するか?どう見せるか?」がどれほど重要で大きな役目を果たすか。いやあ、すごいね。お見事。

MOTの広い展示スペースと鏡を活かした立体的な展示。うわーってなる。ドレスそのものも芸術品なんだけど、M.ディオールの時代から現代まで、大切に保管され受け継がれてきたからこそ可能な展示。

 

先日のサンローランのでも感じたことだけど、単に服をデザインしたというだけでなくて、女性の生き方、社会の反映であるからこそこうやって芸術品として成り立つ。社会からのデザイナーへの尊敬があるよね。

 

空間デザインも素晴らしいんだよなあ。単に並べればいいのではない。その場にめちゃくちゃこだわりがあり、リスペクトがあり、メッセージがある。

f:id:cocoirodouce:20221223185111j:image

これだけのものを見せてくれるなら2000円は安いのでは!?最近、企画展のお値段高めになってるけど。高校生以下は無料なのも素晴らしい。無料シャトルバスも出してくれてるし。グラン・メゾンは太っ腹よね。

 

ただし、グッズはお高いよ。図録6,930円は今までに日本で買った図録の中で一番高いかもしれん。トートバッグ(11,000円)は早くも売り切れていた。まだ3日目なのに…。

 

オンラインショップ

東京都現代美術館 クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ - NADiff Online

 

ディオールの香水のCM映像を昔のから現代のまでたくさん流してたんだけど、香水ってまだまだイメージが古いというか、まだこういう感じなんだーってなった。ミス・ディオールが若い人向けなのはわかるし若いカップルがキャッキャッするのもかわいいねとは百歩譲って思うけど、HOMMEやJ’adoreはもうちょっとアップデートされてもいい気がするね。特にHOMME。

 

日時指定のチケット買って行ったけど、先日の国宝展みたいな大混雑はなく、ストレスなく見られた。当日券も枠に空きがある分は売っている模様。国宝展は完全予約制なのに人入れすぎなのよな…。

 

空間としても居心地が良くて美しいものに囲まれて大変いい気分になった。

 

「ミセス・ハリス、パリへ行く」は観たばかりで、「ディオールと私」や以下のドキュメンタリーなど復習に観てから行ったけど現場に行ったら吹っ飛んだわ。圧巻だった。

パリのを見ると、やはり会場によって全然違うんだね。↓

youtu.be