アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

da:ns festival : L.A. Dance Project

バンジャマン・ミルピエ率いるL.A.Dance Projectがシンガポールへ。

 

Benjamin Millepied’s L.A. Dance Project

24 & 25 Oct 2017 Esplanade Theatre

 

ミルピエ作品はあまり好みではないのだけど、現在パリ・オペラ座のダンサー、アクセル・イボが所属してるので、アクセルが来てくれるといいなという願いを込めてチケットを買っていた。

 

マーサ・グラハム、ジャスティン・ペック、バンジャマン・ミルピエの作品を上演。

 

一番好きだったのはペックのMurder Ballades。これは楽しい。

そして普段着のような衣装で踊る6人のダンサーたちの中でどうしても優美なラインで目立ってしまうアクセル。(笑)

 

次いでミルピエのHearts & Arrows。これも意外とよかった。

ミルピエのもう1作品Closerの方は男女2人で延々と単調な音楽と振付が続く作品で、去年の夏、東京でのエトワール・ガラでも見ているけど、よほど好きなダンサーでないと長くて辛い。

それに比べてHearts & Arrowsの方は男女4人ずつ8人のダンサーによるグループ、ソロ、デュオと変化しながらのいきいきとした作品で飽きさせない。

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マーサ・グラハムの作品は、3組の短いパ・ド・ドゥが始まったと思ったらあっという間に終わってしまう感じで物足りなかった。

 

昨年のda:ns festivalではバットシェバ舞踊団のDecadance、ヴッパタール舞踊団のNelkenを観たことを思うと今年は少し弱いかな?

とはいえ、様々なカンパニーをシンガポールで観られるのだから、今後も期待。