歌舞伎座おひさしぶり!!
8月1日から再開した歌舞伎座。特別の4部構成。それぞれ1時間以内の演目で幕間なしという新型コロナ対策なプログラム。
第三部の「義経千本桜 吉野山」、猿之助さんの忠信(実は狐)と七之助さんの静御前。上演開始時に猿之助さんの声であいさつが流れた。5か月ぶりの開場、座席は1席ずつ空けての販売。これは厳しいね。販売している席数の何割くらいだろうか。あの大きな劇場の客席にざわざわ感がないの。開演前のシーンとした感じは、ああ、以前とは違うんだなあと思わされた。舞台上からの景色はどんなだろうか。。
美しい静御前と、ちょいちょい狐の気配が仕草から漏れてしまう忠信。前半はゆったりとして動き小さめのPDD、後半逸見藤太とその部下たちの笑いや立ち回りを挟んで、やっぱ最後の最後だよねー、一気にテンション上がる、忠信→狐への場面。あの最後の数分で満足感が急騰する。(笑)
今月は花形歌舞伎で出ている主役級の役者さんたちも若く、テレビなどでの知名度のある俳優が揃ってるし(愛之助、勘九郎、猿之助、七之助、幸四郎、中車、等)、3000円~8000円と普段よりも安いチケット価格設定なので、こんなご時世ではあるのだけど、まだ歌舞伎みたことないけど興味ある人にはいい機会かもしれない。長すぎないし。これ大事。あと人口密度低いので。
入場時の手指消毒と体温チェックあり。筋書きの販売はなし(無料の簡単なもの配布)。イヤホンガイドやブランケットの貸し出しなし。飲食の販売もなし。でも終演後、出口を出たところから売店に入れた。置いてある商品はだいぶ減らしていて(棚を減らして空間を広くしている)、入場制限もしていた。
ひとまず公演を再開できたことは喜ばしいけど、関係者は楽日まで神経すり減らしそうよね。やらないのも辛いけど、やるのも相当大変だと思う。松竹は大きいから体力もあるだろうけど、できる団体ばかりじゃないだろうし、エンタメ界にとって本当に大変な時代になってしまった。
劇場内でお金使うところないので売店で人形焼き買ってきた…。微力過ぎる。