アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

バレエボーイズ

映画『バレエボーイズ』

NHKで放送した短いバージョン(45分か50分だったかな)を見たときから、すごく興味深かった本作。その後、去年のローザンヌの決勝にシーヴェルトが残ったのを見て、
なんだかとってもうれしかったし。(笑)

 

興味深かったのはノルウェーの教育事情。高福祉で有名な北欧。さすが、教育環境は充実してるよね。

ルーカスが入学を許可されたイギリスのロイヤル・バレエ・スクールの1年間の学費が4万ユーロとは!オスロに残れば学費無料、留学したら高額。。。(奨学金もらえたのかな)

 

15歳でロイヤルに留学を決めたルーカスが両親と一緒に寮に行き、学校の説明などを受けてる場面で思ったのは、英語で苦労しないのやっぱ強みだよな、という点。ヨーロッパで、世界で仕事を見つけていく可能性を考えたとき、言葉がハードルにならないのは強いですよ。ましてや15歳、初めての一人暮らし。

 

そして本題のバレエ。少年3人それぞれの選択。
ほんと厳しい世界だよねえ、バレエって。身体的条件によって、どうしても限定されてしまうこともある。努力だけではどうにもならないことがある。

 

でも3人のたわむれてる様子はほんと微笑ましくて、幸せな時、って感じ。その先の道はそれぞれ分かれていくかもしれないけれど(実際分かれたけど)、ああいう友人、ああいう時間は貴重なものだよね。

 

アジア系ということもあってか、シーヴェルト応援モードになっちゃったよ。いいキャラしてるよね彼。こうやって取り上げられたことで、世界中にファンも生まれたことでしょう。


ダンサーとしてのルーカスとシーヴェルトのこれからの活躍が楽しみ。