アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

英国ロイヤル・バレエ団『くるみ割り人形』in シネマ

ロイヤルバレエ団のライブビューイングがついにシンガポールでも!

ちょっとマニアックな(?)映画館、The Projectorにて上映。

 

ROYAL OPERA HOUSE | The Projector

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オペラとバレエ合わせて6作品の上映が予定されているその1作品目『くるみ割り人形』を観てきた。去年12月ロンドンでの公演の収録。

個人的には「くるみ」は好きな作品とは言えないけどロイヤルが上演しているピーター・ライト版はちゃんと物語として見られるところが素晴らしい。

その上今回のキャストがサラ・ラムとスティーヴン・マックレーとなったら観るのに迷いなし。

 

で、実際素晴らしかった。フランチェスカ・ヘイワードのクララはまさにはまり役。1幕から2幕まで踊る場面がとても多いし見どころ満載。キャンベルとのバランスもよくてとても微笑ましい。

 

しかし何と言ってもサラ・ラムとスティーヴン・マックレーのパ・ド・ドゥ!!!

この2人が一緒に踊る時にキラキラとした幸せオーラは一体。

あまりの美しさに泣きそうになった。

 

映画館の大スクリーンであらためて見るとその衣装や舞台装置の豪華さや、舞台上の細部まで作りこまれているのがよくわかる。さすがだなあ。

 

【キャスト】

フランチェスカ・ヘイワード(クララ)
サラ・ラム(こんぺいとうの精)
ギャリー・エイヴィス(ドロッセルマイヤー)
ティーヴン・マックレー(王子)
アレクサンダー・キャンベル(ハンス・ピーター/くるみ割り人形

 

シンガポールでの次回の上映は3月24日のオペラ『トスカ』。