エトワール・ガラ2014、東京初日。満足度高！
特によかったのをメモしておく。
「ジュエルズ」ダイヤモンド バランシン振付
ローラ・エケ＆オドリック・ベザール
なんて優雅でオープニングにふさわしい！エトワールではない2人だけど、パリオペのエレガンスを存分に見せてくれる。この前バスチーユで「ノートル・ダム・ド・パリ」のオドリックいまいちとか言って本当にすいませんでした。
「白鳥の湖」第2幕 アダージョとヴァリエーション ヌレエフ振付
アマンディーヌ・アルビソン＆マチュー・ガニオ
マチューの王子のヴァリエーション！！全幕では怪我で降板してしまって見られなかったこの役を垣間見れた。全幕で観たすぎる。そしてアマンディーヌの白鳥がよかった！若手が踊る白鳥ってずいぶん観ていなかった気がするけど、アマンディーヌよい！この前パリで観た時もよかったけど、確実に逸材だと思った。
「3つの前奏曲」スティーブンソン振付
ドロテ・ジルベール、オドリック・ベザール
初見の作品。なかなかおもしろい。出産後復活の舞台のドロテ。見事に戻っている！すごいね、プロだね。そしてピアニスト金子三勇士のラフマニノフ生演奏とのコラボ素敵。
「月の光」ブベニチェク振付
エルヴェ・モロー
ブベニチェクがエルヴェに振り付けた作品の世界初演。ああもうこの人はダンサーというよりアーティスト。広げた腕の胸の広く長いラインと空間。作品への没頭っぷり。なんて美しい。
ピアノとのデュオ、という雰囲気もあり、ドビュッシーの音色とのハーモニーが美しすぎた。ため息。
「オネーギン」鏡のパ・ド・ドゥ クランコ振付
アマンディーヌ・アルビソン＆フリーデマン・フォーゲル
アマンディーヌはたしかオネーギンでエトワールにノミネされたはず。若い彼女のタチアナ役というのは想像しにくかったけど、今日の抜粋で観ると、若さとスピード感のあるパ・ド・ドゥ悪くない。ぜひ全幕で観たい。
「アルルの女」プティ振付
シルヴィア・アッツォーニ＆アレクサンドル・リアブコ
久しぶりにみるアルルの女。前半はパリオペで観たジェレミーやバンジャマンの残像が頭をよぎったけど、リアブコの後半の迫力、狂いっぷりがすごくて、そしてあの衝撃の幕切れ。プティの振付の力とも言えるけど、キレキレの演じっぷりがとっても印象的。リアブコさん素晴らしい！！
「イン・ザ・ナイト」ロビンズ振付
イザベル・シアラヴォラ＆バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール＆マチュー・ガニオ、ローラ・エケ＆エルヴェ・モロー
生で観るのは初めての本作。パリオペダンサーが6人踊るとさすがの豪華さ。イザベル＆バンジャマンの大人ペアの円熟。ドロテとマチューの文字通り輝いているエトワールペア、ローラとエルヴェの情熱的な踊り。改めてパリオペダンサーの厚みを感じた。作品としても好き。衣装も音楽も好き。ショパンの生演奏。なんたる幸せ。
プログラム | エトワール・ガラ2014 | Bunkamura
プログラムA
「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"
振付ジョージ・バランシン音楽P.I.チャイコフスキー
出演ローラ・エケ＆オードリック・べザール
「マノン」第1幕より デ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドゥ
振付ケネス・マクミラン音楽ジュール･マスネ編曲レイトン・ルーカス
出演イザベル・シアラヴォラ＆フリーデマン・フォーゲル
「白鳥の湖」第２幕より アダージョとヴァリエーション
振付ルドルフ･ヌレエフ音楽P.I.チャイコフスキー
出演アマンディーヌ･アルビッソン&マチュー・ガニオ
「マーラー交響曲第3番」より
振付ジョン・ノイマイヤー音楽グスタフ・マーラー
出演シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ（デュオ）
「3つの前奏曲」
振付ベン・スティーブンソン 音楽セルゲイ・ラフマニノフ
出演ドロテ・ジルベール＆オードリック・ベザールピアノ金子三勇士
「月の光」 ＊世界初演
振付イリ・ブベニチェク音楽クロード・ドビュッシー
出演エルヴェ・モローピアノ金子三勇士
「オネーギン」より"鏡のパ・ド・ドゥ"
振付ジョン･クランコ音楽P.I.チャイコフスキー
編曲クルト＝ハインツ・シュトルツェ出演アマンディーヌ・アルビッソン＆フリーデマン･フォーゲル
「アルルの女」より
振付ローラン・プティ音楽ジョルジュ・ビゼー
出演シルヴィア･アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ
「イン・ザ・ナイト」
振付ジェローム・ロビンズ音楽フレデリック・ショパン
出演イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ、ドロテ･ジルベール&マチュー・ガニオ、ローラ・エケ＆エルヴェ・モローピアノ金子三勇士
