アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

【東京】パリ・オペラ座バレエ団日本公演『ラ・シルフィード』

待望のパリ・オペラ座バレエ団の来日公演。シンガポールから東京に遠征。

パリ・オペラ座バレエ団 2017/NBS公演一覧/NBS日本舞台芸術振興会

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初日のキャストは、

ラ・シルフィード: ミリアム・ウルド=ブラーム
ジェイムズ: マチアス・エイマン

 

今の私はこの2人が大好き過ぎて、幕が上がり、椅子に座ってうたた寝しているマチアスを見ただけで胸がいっぱいになってしまった。(笑)

そこに登場するミリアムの圧倒的な美。なんと優美なアームス。この世のものではないラ・シルフィードそのもの。思い出すだけでくらくらする思い。

2人の美しい足先、これ見よがしでない演技やテクニック、これぞパリオペ。(感涙)

日本まで来てくれてありがとうみんな!!!

 

2日目のキャストは、

ラ・シルフィード: アマンディーヌ・アルビッソン
ジェイムズ: ユーゴ・マルシャン

 

降板したマチュー・ガニオに代わって日本公演に参加したユーゴ・マルシャンがこの公演でエトワールに任命されるというドラマが!!

Félicitation Hugo !!!!

エトワール任命に立ち会えたのは初めて。なんという感動。

カーテンコールに舞台袖から芸術監督のオレリー・デュポンが出てきた時には心臓バクバクだった。スピーチの合間に挟まれる通訳のもどかしいこと!誰もが納得の任命だったのでは。ユーゴはあの長身であの足さばき、あの若さであの優雅さ。素晴らしい。

 

3キャスト目は、

ラ・シルフィード: リュドミラ・パリエロ
ジェイムズ: ジョシュア・オファルト

 

3キャスト観ても外れのない凄さ、パリオペ。

リュドミラのどことなく凄みのある底の深い妖精ラ・シルフィードは鉄壁のテクニックで、心奪われるジョシュア・ジェームズの方も落ち着いた大人な雰囲気なのに、それだけに妖精に夢中になるとはダメージがデカい。(笑)

それにしてもなんでみんなそんなにつま先きれいなのかしら…。(溜息)

 

3組の主役だけでなく、ソリストコールドバレエ、舞台の隅々まで行き届いたフレンチスタイルを堪能。

しあわせな3日間だった。