アートなしには生きられない

バレエ、ダンス、クラシック音楽、美術館などシンガポール・東京でのアート体験を中心に。

World Ballet Day 2020(10/29)

コロナ禍で多くの劇場が活動制限されている今年はないかもしれないと思ってたWorld Ballet Day、今年も開催!祝!

経営的にも運営的にも厳しい状況だろうに、参加してくれるカンパニーには感謝しかない。国によって感染状況も規制も違うからそれぞれがどんな風に対応し、過ごしているのか、様子が見られるのではないかな。心配なのはボリショイで、劇場内で集団感染が発生しているとニュースになっているのだが予定通り中継できるのかな…。

 

worldballetday.com

 

公式HPも更新されて、参加するカンパニーと時間が明らかになり、パリオペも短時間ながら観られるとわかって歓喜。(35分間)

 

時間帯的にも見やすいし、中身も期待なのがヨーロッパのカンパニーでもちろんロイヤルは今年も内容充実っぽいのだけど、毎年楽しみにしてる朝のクラスは今回は録画されたもののようね。以下ロイヤルHPより。日本時間20時から。

Pre-recorded Class on the Royal Opera House Stage
George Balanchine’s Tchaikovsky pas de deux, rehearsal with Marianela Nuñez and Vadim Muntagirov
Cathy Marston’s In Our Wishes, rehearsal with Fumi Kaneko and Reece Clarke
Christopher Wheeldon’s Within the Golden Hour rehearsal with David Donnelly and Téo Dubreuil
Frederick Ashton’s Dance of the Blessed Spirits rehearsal with Fernando Montaño
Valentino Zucchetti rehearsing a new work Scherzo, performed by Artists of The Royal Ballet

 

パリオペラ座は11/5初日の新作リハの予定みたい。日本時間22時から。フランス国内の規制がさらに強まりそうな噂なので、今後の公演がどうなるかわからない。心配。できれば公演中の作品のリハも観たいところ。エトワール、プルミエたちの踊る姿が観たいのだ。。(心の糧)

 

スカラ座シュツットガルト、ベルリン、オランダ国立など、ふたを開けてみれば多くのカンパニーが何らかの形で参加する予定で、状況が厳しい今のヨーロッパでダンサーやカンパニーが元気にしているのかどうか、ぜひ生の姿で確認したいと思う。

 

 

比較的日本は規制が緩く、劇場も開いていて公演が可能なのだが、私はどうも気が乗らなくてスルーしてしまっている。生の舞台に飢えていたはずなのに、なんでだろうと自分でも思うんだけど、夏までの間にオンラインで国内外のカンパニーの作品を観たことで自分の求めるもの、求めないものというのが、それまでなんとなくだったのがくっきりしてしまったというか、んーー、なんか、ウキウキできないんだ。なので、無理して観に行くのはやめておく。

 

たぶん、こんなに長く日本国内に留まっていなくてはいけない状況が息苦しく(特別に予定はなくてもいつでも外に出られる状況で出ないのとは違う)、であるからこそ国外のカンパニーの生の様子に触れることを渇望してしまう。動いている、血液はちゃんと流れている、という確認みたいな。ありがとうWorld Ballet Day、楽しみにしてる。

f:id:cocoirodouce:20201028095931j:image